エコわらしべ長者の旅

エコを一般の人はどう思っているのか？

エコ一人旅をしていて、気づいたこと・感じたことはたくさんあります。

今回は、そのひとつを紹介します。

最近。新聞やテレビ、雑誌などで
「エコ」「環境問題」「地球温暖化」
などの言葉を目にすることが多くなりました。

僕は、自然に関する話題に興味があるので、
そういった記事などにアンテナを無意識で張っていて、
多くの情報が日々入ってきていました。

そんな中、一人旅出発前に　新聞で
「ペットボトルを１度飲んだだけで捨てるのがモッタイナイ、と思っている人が６０％」
のような記事を目にしました。

（※数字はちょっと自信ありません）

これを見たときに
「へぇ～（驚！！一般の人もこんなにエコに興味があるんだ！」
と強く印象に残り、一方で

「でもこれってエコに興味がない人にもアンケートとってるのかな？」
そう疑問に思っていました。

そして、エコ一人旅に出発。

毎日、乗せてくれた人たちとエコについて会話していきました。

そこで最初に感じたこと‥‥

「本当に多くの人が、無意識ながらエコっぽい行動をとっている！！」

そう感じました。

本当に普通の人もエコをしている！！

そう実感した話をいくつか紹介します。

◆普通のファミリーが‥

「エコって理由じゃないけど、燃費をよくするために
　急発進・急ブレーキはしないように心掛けてるかな？」

◆パッと見たら外見は怖そうなトラック運転手の若いにいちゃんが‥

「コンビニでは袋は貰わないよ～
　どうせすぐ捨てることになるし。
　昨日、弁当を３つ買うときも、袋は貰わなかったかな？
　これってエコなのかな（＾＾？」

◆いまどきの若者たち、バンドマンが‥

「あいつは、あんな金髪のくせに、
　メンバーの中で一番、ゴミの分別にうるさいんだよ～笑）
　私らが出したゴミもチェックするしね～♪」

『まあ俺はただ分別が好きなだけなんだけどね（＾＾）』

・・・こんな風に、本人たちはエコの意識がそんなにあるわけではありません。

でも、そういった行動をとっている。

そして、心のどこかで「たぶんこれはいいことだ」っていう認識がある。

僕は、エコに興味がある人を選んだわけではありません。

ただ偶然、乗せてくれた優しい人たちとエコについて話していただけ。

でも、ほとんどの人が何かしらモッタイナイと感じていて、
ちょっとしたことだけど、エコ行動をとっている。

・・・これを肌に感じられて本当によかった！

エコに関心が高いわけでもない
「本当にエコについてどう思っているかもわからない人」
とエコの話をすることってなかなかできないと思う。

道端で「エコについて話をしませんか？」
って声をかけるわけにはいかないし（＾＾；

エコ問題・環境問題・地球温暖化、
その他さまざまな問題の専門家の人はいると思うけど、
そういった人でも、こんな風に

「その問題にあまり関心がない人と話す」
ということはできないと思う。

それでいて、そういった問題の多くは
「その問題に関心がある一部の人」
ではなく
「関心を持っていない大多数の人」
の意見や認識が大事なんだと思う。

それを僕はヒッチハイクを通して、
生の声をその場で　肌で感じることができる。

ヒッチハイクという《非日常》だからこそできているんだろう。

そして、アンケートなどの数値ではなく、こうやって
《肌で感じる》
からこそ、

「その問題への解決策」
「解決へのアプローチ」
「問題の本質」

が見えてくるのではないかと思う。

たまには、エコについてまともなことを書いてみるのも楽しい。

エコの話をするのも楽しい。

ヒッチハイクも楽しい。

だから一人旅は止められない！

・・・こんなところで締めようと思います。

「一般人はエコについてどう思っているのか？」完。